「デュピクセントはアトピー性皮膚炎の薬と思っていたけれど、ほかの病気にも使えるの?」——デュピクセントは段階的に適応が広がっており、現在ではアトピー性皮膚炎以外の複数の疾患に保険適用されています。
この記事では、大阪・箕面のみのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科の日本皮膚科学会認定皮膚科専門医が、デュピクセントのアトピー以外の適応について解説します。
デュピクセントは「2型炎症」に関わる複数の病気で適応
デュピクセントが作用するIL-4・IL-13という経路は、アトピー性皮膚炎だけでなく、喘息や鼻茸など複数の疾患の炎症にも関わっています。そのため、これらの疾患でも一定の条件を満たす場合に保険適用されています。なお、すべての患者さんが対象になる薬ではなく、それぞれの疾患で重症度や既存治療で効果不十分な状態であることなどの条件があります。
気管支喘息
既存治療で効果不十分な気管支喘息に対して、デュピクセントが保険適用されています。発作の頻度や呼吸機能、これまでの治療内容などをもとに、呼吸器の専門医が適応を判断します。皮膚科で扱う範囲ではないことが多いため、喘息での導入は呼吸器内科・アレルギー専門の医療機関にご相談ください。
鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎
鼻茸(鼻ポリープ)を伴う慢性副鼻腔炎で、既存治療で十分なコントロールができない方が対象となります。耳鼻咽喉科で診療・適応判断が行われることが一般的です。鼻づまり・嗅覚障害・繰り返す副鼻腔炎などでお困りの方は耳鼻咽喉科にご相談ください。
結節性痒疹
強いかゆみと、皮膚の硬く盛り上がった結節(しこり)が特徴の慢性的な皮膚疾患「結節性痒疹」に対しても、デュピクセントが保険適用されています。皮膚科で診察と適応判断が行われます。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
一定の条件を満たすCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に対しても、デュピクセントが用いられる適応が承認されています。呼吸器内科で診療・適応判断が行われます。
「アトピーと喘息を両方持っている」場合
アトピー性皮膚炎と気管支喘息は併存しやすいことが知られています。両方の病気を持っている方の場合、それぞれの主治医(皮膚科・呼吸器内科など)が連携して治療方針を相談することがあります。同じデュピクセントでも、適応や用量は疾患ごとに決められています。
当院での対応
みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科は皮膚科・美容皮膚科のクリニックです。アトピー性皮膚炎・結節性痒疹など、皮膚科領域でのデュピクセント治療についてご相談いただけます。喘息や鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎・COPDなど、皮膚科以外の領域については、該当する専門科(呼吸器内科・耳鼻咽喉科)の医療機関へのご相談をおすすめします。
FAQ(よくある質問)
Q. アトピーと喘息で1か所の病院でまとめて診てもらえますか?
A. 当院は皮膚科のため、喘息は呼吸器内科にご相談ください。連携が必要な場合は紹介の検討をします。
Q. デュピクセントを別の病気で使っていますが、アトピー治療も相談できますか?
A. はい。現在の使用状況を含めて診察でご相談いただけます。
Q. アトピーがあるだけで喘息にも使えますか?
A. 各疾患の重症度や条件があり、適応判断は専門医が行います。
Q. 子どもの喘息でも使えますか?
A. 喘息の小児適応については呼吸器・アレルギーの専門医にご相談ください。
【皮膚科専門医によるデュピクセントの他疾患適応まとめ】
デュピクセントはアトピー性皮膚炎だけでなく、気管支喘息・鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎・結節性痒疹・COPDなど複数の疾患に保険適用されています。それぞれ専門科で適応判断が行われ、当院では皮膚科領域でのご相談を承ります。
大阪・箕面・茨木・池田エリアでアトピー性皮膚炎の治療をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
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