「TCAクロスを受けて色素沈着が残らないか心配」「失敗するとどうなるの?」——TCAクロスは高濃度のトリクロロ酢酸を扱う治療のため、リスクや副作用を事前に理解しておくことがとても大切です。
この記事では、大阪・箕面のみのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科の日本皮膚科学会認定皮膚科専門医が、TCAクロスのリスク・副作用と、トラブルを避けるためのポイントを解説します。
TCAクロスの主なリスク・副作用
TCAクロスは医療行為です。次のような症状が出る可能性があります。
- 色素沈着(炎症後色素沈着、PIH)……塗布部分が茶色っぽく残ることがあります。多くは2〜3か月で自然に薄くなります。
- かさぶた……塗布した点に必ず形成され、通常1週間以内に自然にはがれます。
- ヒリヒリ感・赤み……施術当日数時間〜数日。
- 瘢痕の悪化……まれに、凹みの形が変わったり、瘢痕が目立つようになることがあります。
- 感染……かさぶたを無理にはがすなどで起こり得ます。
- 白抜け(色素脱失)……まれに塗布部分の色が抜けることがあります。
もっとも多いトラブル「色素沈着」を理解する
TCAクロスでもっとも相談が多いのが、施術後しばらく残る炎症後色素沈着です。皮膚に刺激が加わった後、メラニンが過剰に作られて茶色っぽく見える状態で、TCAクロスに限らず多くの肌治療で起こり得ます。
色素沈着の特徴:
- 施術直後ではなく、かさぶたが取れた数週間後に目立ってくることが多い
- 多くは2〜3か月程度で自然に薄くなる
- 紫外線対策が不十分だと長引きやすい
- 肌の色が濃い方ではやや出やすい傾向
色素沈着を予防するポイント
- かさぶたを無理にはがさない……色素沈着の最大の原因のひとつ
- 日焼け止めを毎日使う……SPF30以上、こまめに塗り直し
- 強い摩擦を避ける……ゴシゴシ洗顔・スクラブはNG
- 保湿を続ける……バリア機能を整える
- 気になったら早めに受診……ハイドロキノン外用などの治療を相談できます
「失敗」と言われるケースの正体
インターネットで「TCAクロス 失敗」と検索すると不安な投稿を目にしますが、その多くは次のいずれかに当てはまります。
- 色素沈着が長引いている(→多くは時間で薄くなる)
- 1回でクレーターが消えると思っていた(→そもそも複数回が前提)
- かさぶたを無理にはがしてしまった(→色素沈着・瘢痕悪化に直結)
- もともと向かないタイプの凹みだった(→診察での見極めが大切)
「失敗」のように見える状態の多くは、事前説明とアフターケアで防げる範囲です。診察での見極めと、施術後のセルフケアがカギです。
注意が必要な方
次のような方は、TCAクロスを慎重に検討する、または別の治療を提案することがあります。診察で必ずお伝えください。
- ケロイド体質、瘢痕が広がりやすい体質の方
- 妊娠中・授乳中の方
- 強い日焼け直後の方
- イソトレチノイン(ロアキュタン等)服用中・服用直後の方
- ヘルペスをくり返しやすい方(治療部位によっては事前内服を検討)
- 皮膚に活動性の炎症・感染がある方
料金・初診の流れ
みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科のTCAクロスは次の料金です(税込)。
| 範囲 | 料金(税込) |
|---|---|
| 10箇所まで | 11,000円 |
| 11〜20箇所 | 22,000円 |
| 鼻/こめかみ | 22,000円 |
| 両頬 | 44,000円 |
| 全顔 | 55,000円 |
| カウンセリング/再診料 | 各1,100円 |
初診ではまず診察で、クレーターのタイプ・体質・既往歴を確認します。治療方針はそのうえでご提案します。
FAQ(よくある質問)
Q. 色素沈着は必ず出ますか?
A. 必ず出るわけではありませんが、出る可能性があります。多くは2〜3か月で自然に薄くなります。
Q. ケロイド体質ですが受けられますか?
A. 瘢痕悪化のリスクがあるため、慎重に検討します。診察で体質を確認したうえで判断します。
Q. 受ける前に止めるべき薬はありますか?
A. イソトレチノイン(ロアキュタン)を服用中、または服用直後の方は皮膚の反応が強く出る可能性があります。診察時にすべての服用薬を申告してください。
Q. 万一トラブルが出たときの対応は?
A. 当院で再診し、必要に応じて外用薬の処方や他の治療を組み合わせて対応します。気になる症状があれば早めにご連絡ください。
【皮膚科専門医によるTCAクロス副作用・色素沈着リスクのまとめ】
TCAクロスは、深いニキビ跡(クレーター)に対して有効な治療として知られていますが、色素沈着・かさぶた・赤み・まれな瘢痕悪化など、リスク・副作用がゼロではありません。リスクの多くは、適切な適応の見極めと、かさぶたを触らない・紫外線対策をする・保湿するというアフターケアで軽減できます。みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医がリスクと効果の両面を丁寧にご説明し、必要に応じて他の治療との組み合わせも提案します。大阪・箕面・千里中央・茨木・池田エリアでTCAクロスをご検討の方は、まず診察でご相談ください。
未承認医薬品等についてのご説明
- 未承認医薬品であること……TCAクロスで使用する50%濃度のトリクロロ酢酸は、国内で医薬品として承認されていない薬剤を用いた自由診療(自費)です。
- 入手経路……医師の責任のもとで個人輸入した薬剤を使用しています。
- 国内承認医薬品の有無……同濃度・同用途で国内承認された医薬品はありません。
- 諸外国での安全性等にかかる情報……重篤な健康被害の報告は確認されていませんが、未承認医薬品のため予期しない副作用が生じる可能性は否定できません。
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