AGA(男性型脱毛症)の原因|DHTとヘアサイクルの関係を皮膚科専門医が解説

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AGA(男性型脱毛症)の原因|DHTとヘアサイクルの関係を皮膚科専門医が解説

「なぜ男性は薄毛になるの?」「AGAの原因は遺伝?ストレス?」「DHTって何?」——AGA(男性型脱毛症)の原因を正しく理解することが、効果的な治療への第一歩です。

この記事では、大阪・箕面のみのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科の日本皮膚科学会認定皮膚科専門医が、AGAの原因を「DHT」「ヘアサイクル」「遺伝」の3軸でわかりやすく解説します。

結論|原因は「DHT(ジヒドロテストステロン)による異常なヘアサイクルの短縮」

AGAの根本原因は、男性ホルモンの一種「DHT(ジヒドロテストステロン)」がヘアサイクル(毛周期)を異常に短くすることです。遺伝的にDHTに感受性が高い体質の方が発症しやすく、ストレスや生活習慣はあくまで「悪化要因」です。

原因1|DHT(ジヒドロテストステロン)の影響

DHTは、男性ホルモン「テストステロン」が酵素「5αリダクターゼ」によって変換されてできるホルモンです。このDHTが頭皮の毛包に作用すると、ヘアサイクルが大幅に短縮されます。

  • テストステロン……血流に乗って全身を巡る男性ホルモン
  • 5αリダクターゼ……頭皮や前立腺などに存在する酵素
  • DHT……変換された強力な男性ホルモン。AGAの直接原因

つまり、テストステロン量自体が問題ではなく、5αリダクターゼの活性とDHTへの感受性がAGA発症のカギです。

原因2|ヘアサイクル(毛周期)の異常

髪の毛は、本来「成長期(2〜6年)→退行期(2週間)→休止期(3か月)」のサイクルを繰り返します。AGAではこのサイクルが大幅に乱れます。

  • 正常……成長期2〜6年(じっくり太く長く伸びる)
  • AGA……成長期が数か月〜1年に短縮(細く短いまま抜ける)

結果として、「太く長い髪が抜けて細く短い髪に置き換わる」現象が起こります。これが「薄毛が進行している」と感じる正体です。

原因3|遺伝(体質)

AGAの発症しやすさは、遺伝的に決まる部分が大きいとされています。とくに以下の2点が関わります。

  • 5αリダクターゼの活性が高い体質……DHTが多く作られる
  • 毛包のDHT感受性が高い体質……同じDHT量でも反応しやすい

家族(特に母方の祖父)に薄毛の方がいると、AGAになりやすいと言われます。

悪化要因(原因ではないが進行を早める)

以下は「原因」ではありませんが、AGAの進行を早めたり、頭皮環境を悪くしたりします。

  • ストレス……自律神経・ホルモンに影響
  • 睡眠不足……成長ホルモンの分泌低下
  • 偏った食事……毛の材料となるたんぱく質・亜鉛等の不足
  • 喫煙……頭皮の血流低下
  • 過度な飲酒……肝臓負担+栄養不足
  • 頭皮の不衛生……毛包の炎症
  • 強すぎるシャンプー・摩擦……頭皮ダメージ

これらを改善しても「AGAを止める」ことはできませんが、進行を緩やかにする・治療効果を上げることはできます。

「ストレスで薄毛になった」は本当?

純粋なAGAは遺伝+DHTが原因ですが、ストレスは「円形脱毛症」「びまん性脱毛症」など別の脱毛症の原因になることがあります。AGAとこれらが混在している場合もあるため、診察で見極めることが大切です。

AGAと間違えやすい脱毛症

  • 円形脱毛症……自己免疫が関わる円形の脱毛
  • びまん性脱毛症……ストレス・薬剤・出産後等で広範囲に薄くなる
  • 牽引性脱毛症……髪を強く引っ張る習慣による
  • 脂漏性脱毛症……頭皮の脂質過多・炎症による
  • 抜毛症……無意識に髪を抜く習慣による

これらはAGAとは原因も治療法も異なります。「自己判断でAGA治療を始める前に、まず皮膚科専門医の診察で原因を見極める」のが安全です。

AGAの治療|原因から逆算したアプローチ

AGAの治療は、原因の3軸に対応する形で組み立てます。

  • DHTを減らす……フィナステリド・デュタステリド(5αリダクターゼ阻害薬)の内服
  • ヘアサイクルを正常化……ミノキシジル(内服・外用)で成長期を延長
  • 頭皮環境を整える……生活習慣の見直し・適切なヘアケア

当院のAGA治療 3つの特徴

  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医が診察……AGA以外の脱毛症との鑑別もできる
  • 内服+外用の組み合わせ治療……原因から逆算したアプローチ
  • 同医療法人グループ(千里中央花ふさ)の先行ノウハウ……グループ全体の知見を活用

こんな方におすすめ

  • AGAの原因をきちんと理解してから治療したい方
  • 家族に薄毛の方がいて将来が不安な方
  • AGA以外の脱毛症との鑑別をしてほしい方
  • 皮膚科専門医の説明を受けたい方

FAQ(よくある質問)

Q. テストステロンを減らせばAGAは治る?
A. テストステロン自体を減らすのではなく、DHTへの変換を抑える治療が現在の主流です。テストステロンには筋肉・気力等の重要な作用があるため、安易に減らすべきではありません。

Q. DHTを完全になくすことはできる?
A. 完全になくすことはできませんし、必要もありません。AGA治療薬はDHTの産生を「抑える」ことで効果を出します。

Q. 親が薄毛じゃないのにAGAになりました。
A. 遺伝は確率を上げますが、必須ではありません。複合的な要因でAGAは起こります。

Q. ストレスを減らせばAGAは進行しない?
A. ストレスは進行を早める要因ですが、AGAの根本原因はDHTです。生活改善だけでは止められません。

未承認医薬品等についてのご説明

  • 未承認医薬品であること……ミノキシジルタブレット(内服)およびヴェラルティスV15ローション(高濃度ミノキシジル外用)は、AGA治療目的では国内承認されていない医薬品を用いた自由診療(自費)です。
  • 入手経路……医師の責任のもとで個人輸入したものを使用しています。
  • 国内承認医薬品の有無……ミノキシジル外用5%(リアップX5等)、フィナステリド、デュタステリドは国内承認されています。
  • 諸外国での安全性等にかかる情報……重篤な健康被害の報告は確認されていませんが、未承認医薬品のため予期しない副作用が生じる可能性は否定できません。

【AGAの原因まとめ】

AGAの根本原因は「DHTによるヘアサイクル短縮」です。遺伝的な体質が背景にあり、ストレス・生活習慣は悪化要因として作用します。「ストレスだけが原因」と思っていると治療が後手に回ります。みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、皮膚科専門医がAGAの原因を見極めたうえで、内服+外用の組み合わせ治療をご提案します。大阪・箕面エリアでAGAをご検討の方は、お気軽にご相談ください。

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監修医情報

医師 みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 理事長 花房 崇明

略歴
  1. 1998年

    高槻中学校・高槻高等学校 卒業

  2. 2004年

    大阪大学医学部医学科 卒業

  3. 2004年

    大阪府立急性期・総合医療センター(最優秀研修医賞受賞)

  4. 2006年

    大阪大学医学部附属病院皮膚科

  5. 2007年

    東京都立墨東病院皮膚科

  6. 2012年

    大阪大学大学院医学系研究科皮膚科学 博士課程修了 医学博士取得

  7. 2012年

    大阪大学大学院医学系研究科皮膚科学 特任助教

  8. 2013年

    カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学

  9. 2014年

    JCHO大阪病院皮膚科 医長

  10. 2015年

    東京医科歯科大学皮膚科 講師・外来医長/病棟医長

  11. 2017年

    千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 開院

  12. 2019年

    医療法人佑諒会 理事長

  13. 2021年

    近畿大学医学部皮膚科非常勤講師

  14. 2021年

    江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 開院

  15. 2024年

    みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 開院

資格・所属学会
  • 医学博士(大阪大学大学院)
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
  • 日本抗加齢医学会認定抗加齢医専門医
  • 難病指定医