医療脱毛・メンズ脱毛の
原理と仕組みについて

医療脱毛は毛を作る組織を破壊して
永久脱毛が期待できる方法です
毛の根本には、バルジ領域や毛乳頭、毛母細胞などの毛を作る組織が集中しています。医療脱毛では、専用のレーザーを照射することでこれらの組織を破壊し、再び毛が生えなくなるため毛量が減り、脱毛効果をもたらします。サロンで行う光脱毛よりも効果が高く、かつ肌への負担があることなどから、医療脱毛は医療行為とされています。
施術から毛が抜けるまでの流れ
1 レーザー脱毛機を照射
脱毛する箇所の毛や肌の状態に応じて、適切と思われる出力でレーザーを照射していきます。当院では、さまざまな波長のレーザーが照射可能であり、その中から患者さまに合った方法をご提案いたします。
2 熱が発生し毛乳頭を破壊
毛を成長させる組織は毛乳頭と言い、毛母細胞に働きかけて毛を伸ばします。レーザー照射された毛は熱エネルギーが生じ、毛乳頭や毛母細胞にも伝わることで毛を作る組織を破壊します。
3
約2~3週間後に
ムダ毛が抜け落ちる
毛乳頭や毛母細胞が破壊された毛は、新たに毛を成長させることができなくなります。退行期になると毛は抜け落ち、その後は新しい毛も生えてこないため、脱毛効果の実感が期待できます。
発毛組織を破壊すると
毛が再生されなくなる理由
熱破壊式脱毛(ショット式)は発毛細胞を
破壊する効果があります
毛母細胞は毛包や毛根を作り、毛母細胞は毛包幹細胞から生成されます。自己分裂によって増殖する毛包幹細胞は、それ自身がなくなってしまうと毛が作られることはありません。また、毛へ栄養を供給する毛乳頭が破壊されると、毛の成長を妨げることができます。熱破壊式脱毛(ショット式)は、毛乳頭や毛母細胞などの発毛組織をターゲットとする施術であるため、照射後は毛が再生されなくなります。

医療脱毛が一度で終わらない理由

レーザー照射で脱毛効果がある毛は
成長期のものだけです
毛にレーザーを照射することでメラニンが光を吸収し、発毛細胞を壊すことで脱毛されていきます。ただし、毛には1本1本に成長期・休止期・退行期があり、休止期・退行期の毛にはレーザーの効果が得にくい特徴があります。そのため、1度のレーザー照射では全てを脱毛しきれず、少なくとも数回は施術をする必要が出てきます。

一度の施術で発毛細胞を
全て破壊できるわけではありません
一度のレーザー照射では、発毛細胞を壊すために十分なダメージを与えられないことがあります。発毛に関する組織は各毛ごとに複数あり、特にVIOやわきなど毛が太い箇所では顕著です。そのため、一度の施術では毛が残りやすくなってしまします。繰り返しレーザーを照射することで徐々に毛を薄くし、最終的に毛がない状態を目指します。
記事執筆・監修者

医師 みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 理事長 花房 崇明
略歴
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1998年
高槻中学校・高槻高等学校 卒業
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2004年
大阪大学医学部医学科 卒業
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2004年
大阪府立急性期・総合医療センター(最優秀研修医賞受賞)
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2006年
大阪大学医学部附属病院皮膚科
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2007年
東京都立墨東病院皮膚科
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2012年
大阪大学大学院医学系研究科皮膚科学 博士課程修了 医学博士取得
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2012年
大阪大学大学院医学系研究科皮膚科学 特任助教
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2013年
カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学
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2014年
JCHO大阪病院皮膚科 医長
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2015年
東京医科歯科大学皮膚科 講師・外来医長/病棟医長
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2017年
千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 開院
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2019年
医療法人佑諒会 理事長
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2021年
近畿大学医学部皮膚科非常勤講師
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2021年
江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 開院
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2024年
みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 開院
資格・所属学会
- 医学博士(大阪大学大学院)
- 日本皮膚科学会皮膚科専門医
- 日本アレルギー学会アレルギー専門医
- 日本抗加齢医学会専門医
- 難病指定医

医師 みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 院長 角村 由紀子
略歴
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2007年
兵庫医科大学 卒業
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2008年
市立池田病院
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2010年
大阪大学医学部付属病院皮膚科
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2010年
市立池田病院皮膚科
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2012年
箕面市立病院皮膚科
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2014年
大阪大学医学部付属病院皮膚科
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2015年
大阪大学医学部付属病院皮膚科 教室
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2018年
市立豊中病院皮膚科
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2020年
医療法人恒潤会 非常勤
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2023年
医療法人義恵会自由が丘ファミリー皮ふ科 院長
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2024年
みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 院長
資格・所属学会
- 日本皮膚科学会皮膚科専門医
- 日本アレルギー学会
- 日本皮膚科学会
- 日本美容皮膚科学会 正会員
- 日本皮膚免疫アレルギー学会