美容医療の「ダウンタイム」、あなたが本当に知っておくべき4つの事実

クリニックブログ BLOG

美容医療の「ダウンタイム」、あなたが本当に知っておくべき4つの事実

美容医療の「ダウンタイム」
あなたが本当に知っておくべき4つの事実

監修:皮膚科専門医 花房崇明

美容皮膚科や美容整形外科など、美容医療への関心が高まる中、より手軽に、そして効果的に美しさを追求できる施術が増えています。

しかし、その一方で多くの人が漠然とした不安を抱いているのが「ダウンタイム」です。

ダウンタイムとは:
レーザーや手術などの施術後、赤みや腫れ、内出血、カサブタ(痂皮)が付着した状態などが回復し、普段通りの生活に戻るまでの期間を指します。

実はダウンタイムは単なる「お休み」ではなく、施術の効果を最大限に引き出し、理想の仕上がりを実現するための極めて大事な期間なのです。

この記事では、美容医療を検討している方に向けて、ダウンタイムに関する4つの重要な事実を、皮膚科・美容皮膚科のハイブリッド皮膚科で診療する皮膚科専門医の花房崇明が解説します。

1. 「半日から数ヶ月」— ダウンタイムは施術によって全く違う

 

「ダウンタイム」と一言で言っても、その期間は施術によって大きく異なり、早いもので半日で完了し、長いものでは数ヶ月にもわたります。

例えば、ニキビ跡の凹み治療に用いるダーマペンなどのマイクロニードリングでは、赤みやヒリヒリ感は数日程度で落ち着くことがほとんどです。

一方で、メスを用いる「全切開法の二重整形」の場合、大きな腫れが引くのには1〜2週間かかりますが、本当に綺麗な二重まぶたが完成するまでには半年ほどを必要とします。

【専門医のアドバイス】
マイクロニードリングでも、RF(ラジオ波)を併用するポテンツァ、シルファーム、ブレッシング(Blessing)など、デバイスによってダウンタイムは異なります。事前に詳細な説明を受け、納得して施術を受けることが重要です。

2. 「効果の高さ・持続期間」と「ダウンタイム」はトレードオフ

 

美容医療において、効果の高さとダウンタイムの期間には明確な「逆相関」の関係があります。

より劇的かつ持続的な効果を手に入れるためには、それに伴うダウンタイムも長く、症状も強く出る傾向にあります。これを「トレードオフ」の関係と呼びます。

施術例(二重整形) ダウンタイム 持続性・効果
埋没法(糸) 短い・軽い 個人差あり
切開法(メス) 長い・重い 半永久的・高い

3. 腫れや内出血が引いたら完成ではない — 「真のダウンタイム」

 

多くの人が誤解していますが、「大きな腫れが引く時期」と、完全に馴染んで「自然な仕上がりになる時期」には大きな隔たりがあります。

  • 全切開二重: 腫れは1〜2週間。完成までは約6ヶ月
  • バッカルファット除去: 腫れは数日。皮膚が引き締まるまで約6ヶ月
  • 脂肪吸引: 腫れは2週間〜1ヶ月。馴染むまで3〜6ヶ月

この「真のダウンタイム」を事前に理解しておけば、「腫れが引いたのに理想の形じゃない」といった不安を感じることなく、順調な経過の一部として安心して過ごすことができます。

4. ダウンタイムを長引かせ、効果を落とすNG行動4選

 

ダウンタイムを長引かせる原因は、炎症を悪化させる「血行促進」と、治癒を遅らせる「血流不良」です。

① 飲酒

血管を拡張させ、腫れやむくみを長引かせます。術後1週間は控えましょう。

② 激しい運動

血行が良くなりすぎ、炎症が続きます。同じく術後1週間は安静に。

③ 長時間の入浴・サウナ

体を温めると赤みや内出血が悪化します。当面はシャワーが基本です。

④ 喫煙

血管が収縮し、傷の治癒に必要な栄養が届かなくなります。回復を遅らせる最大の要因です。

よくある質問(FAQ)

Q1. ダウンタイム中に仕事や学校へ行っても大丈夫ですか?

A. 施術内容によります。ダーマペンなどは翌日からメイクでカバーできますが、切開を伴う手術の場合は、大きな腫れや内出血が目立つ1週間程度はお休みを調整するか、テレワーク等を推奨します。カウンセリング時にライフスタイルに合わせた計画をご提案します。

Q2. 腫れが引いたのに理想の形に見えません。失敗でしょうか?

A. ご安心ください。目に見える大きな腫れが引いた後も、皮膚の下の組織が馴染むまでには時間がかかります。これが「真のダウンタイム」であり、最終的な完成には3ヶ月〜6ヶ月程度を要します。焦らず経過を見ることが大切です。

Q3. なぜダウンタイム中に飲酒や運動を控える必要があるのですか?

A. アルコールや運動は血行を促進しすぎるためです。血流が良くなりすぎると、炎症(腫れ・赤み・痛み)が悪化し、ダウンタイムを長引かせる原因になります。術後1週間程度は、安静に過ごすことが回復への近道です。

Q4. 喫煙がダウンタイムに与える影響は?

A. 喫煙は血管を収縮させ、血流を悪くします。傷の修復に必要な酸素や栄養が施術部位に行き渡らなくなるため、回復が遅れるだけでなく、施術の効果そのものが低下するリスクがあります。可能な限り禁煙を推奨します。

Q5. ダウンタイムを少しでも短くするためにできることはありますか?

A. 医師の指示を守ることが大前提ですが、術後数日間は「患部を適切に冷やす」(冷やしすぎ厳禁)といったケアが有効です。また、肌への刺激を避け、クリニックから処方された薬や軟膏を正しく使用してください。

まとめ

 

美容施術による効果を最大限に高めるポイントは、施術そのものだけではなく、その後のダウンタイムをいかに計画的に上手に乗り越えるかにあります。

必ず施術を受けるクリニックで、医師、看護師、カウンセラーにダウンタイムの期間、症状、過ごし方をしっかり確認しましょう。

 

理想の仕上がりを一緒に目指しましょう

📅 24時間WEB予約・お問い合わせ

※皮膚専門医によるカウンセリングを行っております

 

関連ページ

大阪・豊中で美容皮膚科なら千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科|シミ取り・医療脱毛・ニキビ跡

https://hanafusa-hifuka-beauty.com/

大阪・吹田の美容皮膚科なら江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科|シミ取り・医療脱毛・肌質改善

https://esaka-hanafusa-hifuka.com/

箕面・茨木・池田の美容皮膚科|みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科|シミ取り・医療脱毛・痩身

https://minoh-hanafusa-hifuka.jp/

監修医情報

医師 みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 理事長 花房 崇明

略歴
  1. 1998年

    高槻中学校・高槻高等学校 卒業

  2. 2004年

    大阪大学医学部医学科 卒業

  3. 2004年

    大阪府立急性期・総合医療センター(最優秀研修医賞受賞)

  4. 2006年

    大阪大学医学部附属病院皮膚科

  5. 2007年

    東京都立墨東病院皮膚科

  6. 2012年

    大阪大学大学院医学系研究科皮膚科学 博士課程修了 医学博士取得

  7. 2012年

    大阪大学大学院医学系研究科皮膚科学 特任助教

  8. 2013年

    カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学

  9. 2014年

    JCHO大阪病院皮膚科 医長

  10. 2015年

    東京医科歯科大学皮膚科 講師・外来医長/病棟医長

  11. 2017年

    千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 開院

  12. 2019年

    医療法人佑諒会 理事長

  13. 2021年

    近畿大学医学部皮膚科非常勤講師

  14. 2021年

    江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 開院

  15. 2024年

    みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 開院

資格・所属学会
  • 医学博士(大阪大学大学院)
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
  • 日本抗加齢医学会認定抗加齢医専門医
  • 難病指定医