はじめに
切り傷やすり傷などのキズ、怪我は、誰もが一度は経験します。
そんな時、あなたはどう手当てをしていますか?
多くの人が、子供の頃に親や周りの人から教わった方法を、今も何気なく続けているかもしれません。
しかし、その知識、本当に最新のものでしょうか?
医学の進歩とともに、キズ・怪我の手当も日々進化しています。
この記事では、皮膚科専門医が、患者様が意外と知らない、あるいは古い常識を覆す 新しい応急処置のポイントを5つ、分かりやすく解説します。
1. 「消毒」より、まずは「洗浄」
昭和の時代までは、 「怪我をしたらまず消毒」 というのが常識でした。
しかし平成、令和の時代はこの考え方は必ずしも推奨されていません。
近年の創傷治癒の研究により、消毒薬が細菌だけでなく 皮膚の再生に必要な細胞にもダメージを与え、 治癒を遅らせることが明らかになったためです。
現在は、消毒はせず、十分な水道水で洗い流すことが基本です。
キズの手当て前には、 自分の手を石鹸でよく洗うことも重要です。

2.キズは「乾かさない」
「キズは乾かして、かさぶたを作って治す」という考え方は、 古い常識です。
現在主流なのは モイストヒーリング(湿潤療法)。
傷口から出る体液(滲出液)には、 成長因子や抗菌作用が含まれています。
キズパワーパッドなどを使い、 うるおった環境を保つことで治癒が促進されます。
- 痛みを抑えられる
- 治りが早い
- 傷あとが残りにくい
3. やけどは「20〜30分」冷やす
やけどは最低でも5分、できれば 20〜30分冷やし続けます。
皮膚の奥に残った熱が、 組織を傷つけ続ける可能性があるためです。
氷は直接当てず、布で包んで使用してください。
服の上からのやけどは、 無理に脱がさず流水で冷却します。
4. 止血のNG行動
止血は圧迫止血が基本です。
- ティッシュを使わない
繊維が残り、感染の原因になります。 - 輪ゴムで縛らない
血流障害・壊死の危険があります。
5. 動物に噛まれたら病院へ
動物に噛まれたキズは、 小さく見えても非常に危険です。
細菌感染や 破傷風などのリスクがあります。
必ず流水で洗い、 速やかに医療機関を受診してください。
まとめ
応急処置の知識は日々進化しています。
消毒より洗浄、 乾かさない治療、 十分な冷却が重要です。
怪我・キズでお困りの際は、
花ふさ皮ふ科グループ(千里中央花ふさ皮ふ科・江坂駅前花ふさ皮ふ科・みのお花ふさ皮ふ科) の保険診療をご予約ください。
動画でも詳しく解説しています。
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